AWSの話題を中心に、日々の業務やプログラミングの徒然を綴るエンジニアブログです。

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ハンズラボエンジニアブログ

iOSDC Japan 2017で東急ハンズのiOSデバイス管理手法について話しました

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こんにちは。
きんちゃん。(Yusuke Kuroiwa)です。

少しだけ、自己紹介します。
東急ハンズで利用している、HandsPOSと呼ばれる自社のiPad POSレジシステムを、Swiftで1から開発してきました。
普段はiOSエンジニアですが、2015年6月頃から東急ハンズの要件にマッチした、デバイス管理も模索しました。

9月17日に、iOSDC Japan 2017東急ハンズのデバイス管理についてお話してきました。
私は、昨年もiOSDCにて、お話をさせて頂きました。
時間がない、スライドだけみたい人は一番下に貼ってます。
スライドの補足もしてるので、ぜひ読んでほしいです。

iOSDC Japanとは

iOSDC (iOS Developers Conference Japan) は、iOSとその周辺技術に関するエンジニアのためのカンファレンスです。

昨年から始まり、今年が二度目のカンファレンスです。
会場も大きくなり、参加者も増え、セッション数も増大しました!
勉強になるようなセッションが多く、懇親会含め非常に楽しかったです。
スタッフの皆様お疲れ様でした。

発表概要

東急ハンズでは、現在3500台超えのiOS端末を管理しています。
主となるのは、PDAとPOSレジです。
弊社はPDAとPOSを、それぞれiPod touch(iPhone)、iPadに自社アプリを組み込み店舗へ配布しています。
今後、POSの展開が進む中、最終的な管理台数は、4600枚ほどに登る予定です。
さて、このような大量のiOS端末はどのように管理するべきなんでしょうか。
iOSDC Japan 2017では、これらの端末を管理するための実際に得た知見、問題点&ハンズラボが実践するエンタープライズ的対処方法についてお話致しました。

iOSのデバイス管理するための課題と解決

実際に大量のデバイスを管理するとなると、下記のような要件が出てきます。

  • キッティングの問題: 開梱してちまちま設定する必要があり、作業を簡略化してして楽にしたい
  • 業務アプリ(In-House app)配布・管理
  • AppStoreにあるようなアプリを配布・管理
  • 社内ネットワークに接続するためのWi-Fiの設定情報の配布
  • デバイスの紛失時の対処をどうするか

上記のような課題は、MDM(Mobile Device Management)やその他の周辺のサービス、合計4つのサービスを利用することで解決ができます。
4つのサービスの詳細は、スライドを参照を。

MDMから端末へアプリインストール通知が届かない問題

MDMを使えば、管理が簡単になり、キッティングも簡単になり、ハッピーになりました。
ですが、サービス仕様的に回避しようがない問題がたまに現れます。

その1つが、MDMから端末へアプリインストール通知が届かない問題です。
MDMからの端末へコマンド発火はすべてプッシュ通知と同じ原理(APNS)を利用しています。
その為、プッシュ通知が届かない端末へは、デバイスの各種情報、アプリのインストール情報、アプリインストール等ができなくなります。

この中でも特にアプリインストールに関しては、自社のPOSレジ(HandsPOS.app)を配布運用している弊社には大問題です。
プッシュ通知がとどないと、アップデート出来ないのです。
アップデートに失敗すると店舗内で隣のPOSレジはある機能が乗ってるけど、また隣のPOSレジはその機能がないというような問題が発生します。

プッシュ通知が届かないのは、デバイスを再起動を行えば、一時的にプッシュ通知が届くようになりなりますが、数日経てばまた届かなくなります。
根本的な、解決に随分の時間を割いてきました、ポートを開けたり、Wi-Fiを切れないようにしたり、、、根本の解決できず諦めました。
ようわからん。

弊社は、Harakiri-Updater(切腹アップデート、自社でのアプリアップデート手法の呼称)で回避しています。
CrashlyticsのAd-Hoc配信でも同じような方法が利用されていました。

下記に貼っつけているのが、実際にHarakiri-Updaterを行ってみた動画です。

  1. アプリが起動した瞬間に、サーバへ必要なバージョン情報を取得
  2. 必要なバージョンより自分のアプリのバージョンが下回っていれば画面にアラート
  3. 従業員の了解を得たら、スライドに乗ってあるURLスキームを開きます( UIApplication.shared.openURL(plistURL) )
  4. アプリを自爆します。※
  5. URL scheme契機で、システムアラートが表示されます。これはたとえ、アプリが死んでも死ぬ前に発火しておけば表示可能です。
  6. 「インストール」ボタンを押してインストールを続行します。

※ iOS 10以下であれば、自爆は不要です。iOS 11では5番で出て来る「インストール」ボタンを押しても自爆しません。
if #available(iOS 11.0, *) 等で対応しておけば良いでしょう。

他にも

上記で紹介した問題にもエンプラのiOSアプリを運用するにはたくさんの課題と解決をしてきました。
昨年のiOSDCでは下記のような内容もお話しました。

  • iPadを有線化する
  • プッシュ通知でアプリを殺して自動アップデートする
  • iPadがスリープ状態でもお行儀とか考えず、バックグランドで音声流して大量のデータを裏でさばく
  • キッティングが問題ないかを確認するために LibMobileGestalt.dylib の利用

バッドノウハウを駆使してでも業務要件に答えなければなりません。
ですが、安定性が一番大事です。そこも考慮しつつ実装・導入は欠かせません。
HandsPOSに関しては、Crash freeは98%-99%です。

iOSの話ししながら手羽先食べます

【iOSエンジニア向け】ハンズラボようこそiOS手羽の会
2017/09/27(水) 19:30 〜 21:30、東新宿で行います。
うまい手羽先食べながら、弊社のことはもちろんですが、iOSについても話しましょう!

スライド公開

スライド公開しているのでぜひ見てください。

nsnextstep.fmにて

先日のnextstep.fmで、今回のiOSDCの中で面白かった発表と評価いただけました!
ありがとうございます!

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iOSDC Japan 2017にブースを出展してきました

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こんにちは!POSチームの渡邉です。
新卒として2017年春に入社し、7月からPOSチームでえっちらおっちら頑張ってます。
頑張ってブログも書いていきます!よろしくお願いします!

さて、iOSDC Japan 2017、盛り上がりましたね〜!

弊社はダイヤモンドスポンサー、Tシャツスポンサー、ブース出展、エンジニア2名登壇と
気合が入ったイベントになりました!

登壇した黒岩の資料駒場の資料も合わせてご覧ください。
今回はブース出展にスポットを当てて書いていきますよー!

ブースの様子

イベントといえば、ブース出展といえば、
やっぱりノベルティグッズですよね!
ブースでなにか配っていたらとりあえずもらっちゃうのは私だけではないはず。

弊社はロゴステッカーと公式キャラクター「らぼたん」のステッカー、

そして新しく製作したラバーコースターを準備しました。

 

弊社黒岩が飲んでいたビールを奪って撮った使用イメージはこちら。

ラバー製だから結露してもこぼしても大丈夫なんです!

そしてブースの目玉は、
東急ハンズで実際に使われているiPadPOS「HandsPOS」の展示&デモです!

じゃーん

HandsPOSはiPadを2台使っています。
1台はお客さん用ですが、もう1台は店員さんが操作するものなので
店舗でも滅多に見られない画面を見ることができ、
バーコードを読み込ませて店員さん体験もできるという優れもの!

明日東急ハンズでアルバイトすることになってもなんとかなります。

実際にデモをしていただいた方からは
「すごーい」「おおおー!」といった嬉しい反応をたくさんいただきました。

中には5億円のお釣りのレシートを作った方(!)や、
そのツイートをみて5億円を超えるためにブースにいらっしゃった方(!!)、
クレジット決済のサイン欄にお絵描きする方(!!!)もいて
セッションだけでなく、ブースも盛り上がりました!ありがとうございました!

(POS一式を頑張って運んだ甲斐があった・・・隣の駅だから近いけど・・・)

iOSDCの後は、iOS手羽だ!!

迷えるiOSエンジニアのみなさん!
ハンズラボでHandsPOSを一緒に作りませんか?

・エンプラの世界でゴリゴリiOSと向き合いたい!
・とにかくiOSが好きだ!
・手羽先が好きだ!
・ハンズラボのiOSエンジニアと話してみたい!

こんな方は、ぜひ「ハンズラボようこそiOS手羽の会」に来てみてください!
お酒を飲みながら、絶品の手羽先を食べながら、iOSの話をしましょう!

ご応募はこちらから↓
ハンズラボようこそiOS手羽の会

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HandsPOSゆるふわ開発フロー

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最近はTypeScriptが楽しい、駒場です。

東急ハンズの内製iPadPOSアプリHandsPOSのゆるふわ開発フローについて書いてみたいと思います。

issue tracker

課題管理には社内全体で Backlog を利用しています。Backlogの課題に対応したGitHubのプルリクエストが作成された場合、Open時にはPRのURLをコメントしマージされた時にはBacklogの課題をCloseするBOTが運用しています。BOTはGitHubのWebHook, API Gateway, Lambdaで出来ています。コードと絡まないようなタスクもこちらに登録しています。

git workflow

developブランチからforkしてfeatureブランチやbugfixブランチをローカルで作成してプルリクを作成しレビュー後にdevelopブランチにマージするフローで、GitHub Flowに近いです。リポジトリにはGitHubを使っています。最近はRebase mergeが好きです。

git commit-hook + lint

lintにはSwiftLintを利用し警告も出ないようにしています。lintで警告が出るコードをコミットしたくないので、gitのpre-commit hookにswiftlintを実行し警告が出ない事をチェックして警告があるようであればエラーにしてコミットを防止しています。commit hookは.gitディレクトリ配下となりコード管理しにくいため、npmの pre-commit を利用してチーム内で共有しています。また、個々人のインストールしているSwiftLintのバージョンが古く、新規ルールを追加しても必要な警告がその人の環境では出ない事も考えられるため、そこは後述のCI(CI環境のSwiftLintは最新を利用)で実行されるDangerで警告されるようにしています。

CI

developブランチへのコミット及びプルリクされているブランチへのコミット時にはCIを走らせてテスト等を実行しています。

  • DEBUGビルド及びUnit Test
  • Releaseビルド
  • プルリクの場合はDangerの実行

CIサービスは最初は無料だったbuddybuildを利用していたのですが、有料化に伴いビルドの早かったCircleCIを現在は利用しています。Travis, CircleCI, Bitrise, Nevercode, buddybuildを試した結果として最近のCircleCIはマシンパワーが上がってCIサービスの中ではちょっぱやです。でも1コミットに対して並列で何か処理させる事は出来ないので、タスクがいくつもあってMatrixをうまく使えれば総合時間ではTravisが速いかもしれません。

Danger

Dangerはいまのところこんなルールで動かしています。Storyboardファイルを変更していたらスクリーンショットのせてねルールが独特でしょうか。あまり使いこなせている感がないです。

Carthage自動PullRequest

アプリで利用しているライブラリはなるべくCocoaPodsではなくCarthageに寄せています。Carthageは carthage outdated で新しいバージョンがリリースされていないかチェックでき、 carthage update --no-checkout コマンドで実際にはframeworkをビルドせずにCartfile.resolveをアップデート出来ます。これらを利用して週に1回CIをスケジュール実行(CircleCIはスケジュール実行の機能がないためLambdaのスケジュール実行でCircleCIのAPIで実行)させ、新しいバージョンがあればCartfile.resolveをアップデートするPullRequestを自動作成するようにしてライブラリは定期的にアップデートしています。

GitHub Releases

新しいバージョンを作成する際はgitのタグを作ります。タグのプッシュイベントの場合はCIは通常のタスクの他にxcarchiveを作成しGitHub Releasesにアップロードするタスクを追加で実行させています。現在はタグの作成後にCHANGELOG.mdの生成のために github-changelog-generator を手動で実行していますがこれもCIのタスクに持っていきたいですね。ただ、このgemですとまだdevelopブランチにはマージされていないけれど、featureブランチに向けたPRのマージも、バージョン間にマージされたものとして載ってきてしまうため、もうちょっと良いものはないかと検討中。

deploy

HandsPOSはEnterpriseアプリなので、AppStoreへの登録はありません。代わりにMDMと呼ばれる管理サービスにipaファイルをアップロードし各端末に配信する形です。弊社では CLOMO をMDMに利用していますが、CLOMOに外部向けのAPIがないため現在は作成したipaを手動でアップロードしています。このあたりの自動化は課題の一つ。最近個人的なサイドプロジェクトでpuppeteerを使い始めたので、それで出来たらいいなと構想しています。また、プロビジョニングプロファイルを1年間更新せずに危うく有効期限切れになる事があったため、現在は定期的に再作成しているが新しいバージョンを作る度に再作成しても問題はないため、そこもspaceship等で再作成->ダウンロードした新しいプロビジョニングプロファイルでipaを作成…と出来ると新しいバージョンを作成するとそこから1年有効なipaが作成出来るので嬉しいですね!

まとめ

書いていくうちに後回しにしている改善がそこそこある事に気付かされました。まだまだ改善していこうと思います!

 

「iOSDC 2017」に本ブログの著者 駒場と、黒岩が登壇します!

https://www.hands-lab.com/news/seminar-events/770

マイナビニュース掲載「エンタープライズの世界で挑戦! ハンズラボのiOSアプリ開発現場に迫る」
http://news.mynavi.jp/kikaku/2017/09/01/002/

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ハンズラボ新卒研修2017 (1/2) 〜カリキュラム編〜

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上の画像の文字には、FIGletを使用しました 公式サイト

こんにちは、エンジニアの三井田です。

新卒採用受け入れ2年目となったハンズラボは、今年も5名の新卒エンジニアが入社し、4〜6月の3ヶ月間、新人研修を行いました。

6月末に新人研修が無事に終了し、7月から新卒のみなさんが各チームへ配属となりました。7月から始まった私の開発も少し落ち着いたので、今回は2017年度のハンズラボ新卒研修について、講師の視点から備忘も兼ねてまとめようと思います。

他企業様で新卒研修に関わっているみなさまの参考に少しでもなれば幸いです。

前提

今年の弊社新卒について

最初に、今年の弊社新卒について簡潔に説明します。

今年は、IT経験者4名(情報系学部・専門学校卒)、未経験者1名(語学系学部卒)の計5名の新卒エンジニアが入社しました。

経験者のプログラミング経験に関しては、授業でCやJavaなどを学習した人が多く、ネイティブアプリ開発を学校で学んでいた人もいました。しかしながら、各々が実際どのくらいコードを書けるかは、選考時にコーディングのテストを行っていないため、入社するまで分からない状態でした。

未経験者は、IT未経験だったものの、内定後から入社まで週2〜3回のペースで弊社でアルバイトをして、プログラミングの基礎的な勉強をしてから入社した、という状況です。

2017年度新卒研修の指導体制・方針について

次に、弊社の2017年度新卒研修の指導体制について説明します。

AWSチームで担当する

2017年度の研修は、R&Dその他もろもろを行っているAWSチームが担当することになりました。また、プロジェクトの稼働率等の問題から、他のチームの人への講義などの依頼は、よほどその人にしかできないことでない限りは避ける、という制約がありました。

* AWSチームに関する詳しい業務内容は、同じチームで働く百木田(からきた)がこちらにまとめております

まずは、アプリケーションをしっかりと開発できるようになってほしい

「バーサタイリスト(なんでもやる人)を育てる会社」を謳っている弊社ですが、新人、特に新卒エンジニアには、まずはアプリケーションをしっかりと開発できるようになってほしいという方針があります。故に今年度の新卒研修は、当初はインフラ系の研修時間を多くとっていましたが、最終的にはアプリケーション開発中心のカリキュラムとなりました。

以上を踏まえてチーム内で議論した結果、チームリーダーの鹿倉を除いたAWSチームの中で、比較的アプリケーション開発経験のある私が、新卒研修のメイン担当となりました。

私について

今年度の新卒研修を担当した私、三井田に関してですが、実は去年の3月に学部(情報科学専攻)を卒業した2016年度新卒なので、去年は新卒研修を受ける側でした。ハンズラボに入社後、3ヶ月の新卒研修を経て配属されたチームで、ECサイト・スマホアプリのAPIや管理画面の開発などに携わった後、今年の2月からAWSチームに移籍しました。実務経験豊富な熟練エンジニアではありませんが、新卒のみなさんと年齢や境遇が近い分、同じ目線に立って研修をすることが少しはできたのではないかな、と思っています。

研修目標

研修を行うにあたって、以下の3つの研修目標を立てました。
1. 自走できるエンジニアになる
2. ユーザーの要求に応えることができるエンジニアになる
3. 共に開発する仲間を大切にできるエンジニアになる

1. 自走できるエンジニアになる

受け身ではなく、主体的に問題を解決する力

  • 自分で本やWebサイトを使って調べる、分からないところを具体性を持って人に聞く

 

自分が書いたコードに責任を持つ

  • 自分で考えてコードを書く。自分がなぜそのようなコードを書いたのか人に説明できる
  • 脆弱性のないプログラムを書く。指示されていなくても、常にセキュリティのことは念頭に置いておく

 

2. ユーザーの要求に応えることができるエンジニアになる

* ユーザーが言ったことは全て二つ返事でやらなければいけない、という意味では決してありません!!

自分が開発したものは、必ず誰かに使われる

ユーザーの要求・要望に対して、全て「難しいからできません」では、次から何も頼まれなくなります。ユーザーの要求に応えるためには、以下の2つの力を養うことが必要だと考えました。

  • ユーザーの要望を正確に理解する力(根気強くユーザーとコミュニケーションをとることが必要)
  • ユーザーの要望を実現する技術力

 

(+α)ユーザーの潜在的な要求・要望に応えられる力も、ゆくゆくは身につけてほしい

また、ユーザーは必ずしも技術的な専門家ではないため、ユーザーから言われた要望だけに応えるのではなく、ゆくゆくは、ユーザーが言語化できない不満・欲求も汲み取って解決できるエンジニアを目指してほしいです。
 

3. 共に開発する仲間を大切にできるエンジニアになる

会社では、1人で開発することはほとんどなく、チームで開発を進めていくことになります。故に、チームで開発する際には、以下の点を意識してほしいと考えました。

開発に関わる全ての人たちをリスペクトしよう

 

独りよがりの開発はやめよう

  • 例:自分だけが分かるプログラム
  • 他の人が後でそのプログラムを修正するかもしれない!

 
 

4月

〜自走するために必要な、開発の基礎力育成フェーズ〜

研修内容

4月の研修内容は以下の通りです。

  • 経験者・未経験者問わず5人全員一緒に研修
  • JavaScriptのeラーニング・社内講座を通して、プログラミングの基礎的な知識を学習
  • 終盤は、jQuery・Node.jsの座学・演習を通して、Webアプリケーション(クライアント・サーバモデル)の仕組みを、実際に手を動かしながら理解する

 

4月の研修で身につけてほしいこと

  • 開発するために必要な基礎的なプログラミング技術
  • 自分で考えてコードを書く力
  • 分からないところが出てきたときに、それを主体的に解決する力
     

(補足)JavaScriptの選定理由

賛否両論あるかと思いますが、今年の新卒研修で学ぶ言語は、JavaScriptを選択しました。主な選定理由は以下です。
1. フロントエンドもサーバサイドもJavaScriptで書ける
2. Web開発をする上で避けて通れない
3. Node.jsの、社内での採用実績

1. フロントエンドもサーバサイドもJavaScriptで書ける

JavaScriptという1つの言語を学ぶことで、フロントエンドもサーバサイドも実際に手を動かしながら学ぶことができます。4月に社内で研修ができる期間は、外部研修を除くと実質12日程度しかありませんでしたが、学ぶ言語を一つに統一できたことで、プログラミングの基礎からWebアプリケーションの仕組みまで、一通り学ぶことができました。

2. Web開発をする上で避けて通れない

さらに、弊社は一部iOSネイティブアプリを開発するチームがあるものの、アプリケーションを開発しているほとんどのチームは、Webアプリを開発しています。現在、フロントエンド開発ではJavaScriptを使うことはもはや避けられないため、よく「難しい」「クセがある」と敬遠されがちなJavaScriptを、しっかりと指導できるこの研修期間中に体系的に学んでほしい、という思いもありました

3. Node.jsの、社内での採用実績

また、一時期社長の長谷川が、フロントエンドもサーバサイドもJavaScriptでやることを推進していたこともあり、社内の多くのプロジェクトのサーバサイドにNode.jsが採用されています。サーバサイドをNode.jsを使って学ぶことで、研修後の配属先で一からNode.jsを学ばなくてよくなる、というメリットもありました。
 
 

5月、6月

〜ユーザーの要求に応えられるエンジニア、チームで円滑に開発を進められるエンジニアになるための「仮想プロジェクト」演習〜

仮想プロジェクト

もはやハンズラボ恒例の仮想プロジェクト、今年もやります。去年の仮想プロジェクトの模様は以下のリンクからご覧いただけます。

 
今年も仮想プロジェクトという名前自体は同じですが、研修内容が違うこともあり、主に以下の点が昨年と異なります。

  • 仮想お客様であるAWSチームからお題を出して、それを開発してもらう
  • 開発言語は、4月に勉強したJavaScript

 

なぜ仮想プロジェクトをやるのか

「配属後に実際のプロジェクトで経験するであろうことを、なぜこの研修期間でやるのか」「座学や、課題を与えて解いてもらう時間をもっと増やした方が良いのではないか」と社内でも議論になりました。弊社がそれでも新卒研修期間に仮想プロジェクトを行う理由は、以下の2つです。

仮想プロジェクトは、失敗できる

実際のプロジェクトではお客様からお金をいただいて開発するため、失敗はできません。しかしながら、仮想プロジェクトは仮想なので、最悪大失敗に終わっても大丈夫(?)です。

失敗する前に注意されるよりも、失敗して自ら学んだ方が印象に残りますし、学びは大きいと考えます。仮想プロジェクトで失敗を恐れず大胆に行動し、失敗から大いに学んでほしいと思っています。

主体的な行動・意思決定ができるようになってほしい

配属後のチームでは、おそらく立場としては一番下で、しばらくは上司・先輩から与えられたタスクをこなしていくことになります。しかしながら、仮想プロジェクトではチームメンバーは全員同期であり、仮にリーダーを決めたとしても、配属後のプロジェクトよりは自分で考えて行動する機会が多くなります。

配属後に、ただの作業員ではなく主体的に業務に取り組むエンジニアになるため、仮想プロジェクトで、組織の一員として主体的に行動・意思決定をする経験を積んでほしいと考えました。

5月、6月の研修で身につけてほしいこと

5、6月の仮想プロジェクトで身につけてほしいことは、以下の3つです。
1. 実際に開発をする上で必要となる力
2. チームで円滑に開発を進める方法・マインド
3. スケジュール遅延による影響と対策を知る

1. 実際に開発をする上で必要となる力

学校の授業や4月の研修で、開発するために必要な技術・知識を学んだだけでは、すぐに実務で開発を始めるのは難しいことが多いです。
具体性を持ってお客様、チームメンバーに聞くなどの質問の仕方であったり、分からないことを調べるスピード力であったり、実際に開発をする上で必要となる力をこの仮想プロジェクトで身につけてほしいと思います。

2. チームで円滑に開発を進める方法・マインド

チームメンバーに技術面で差がある中で、作業の早い人が自分だけでやろうとしてしまうと、その人の負担がどんどん増えてしまいます。技術面に差がある中で、どのようにタスクを分担すればチームで円滑に開発を進められるのかを、仮想プロジェクトで考え、学んでほしいと考えました。

加えて、適切なコミュニケーションの取り方も仮想プロジェクトで最も学んでほしいことの一つです。一口にコミュニケーションと言っても、チーム外の人とのコミュニケーション、チーム内の人とのコミュニケーション、根回し(何かを依頼したり企画したりする時は、早め早めにアポ取りなどの行動をする)など、いろいろな種類があります。コミュニケーションスキルは、研修中だけではなく配属後も必要不可欠なスキルになるので、ぜひ、この仮想プロジェクトでたくさん失敗し、適切なコミュニケーションの取り方を学んでほしいと思います。

3. スケジュール遅延による影響と対策を知る

初めてのプロジェクト開発かつ開発期間が短いと、スケジュールはどうしても遅れてしまうことがあります。去年の仮想プロジェクトも、終盤にスケジュールの遅延がありました。プロジェクト中にスケジュールが遅延してしまった時に、その影響を正しく把握し、適切な対策を講じることができるようになってほしいと思います。

新卒研修のカリキュラムに関しては以上です。
 
 

実際の3ヶ月の研修はどうだったのか?

ここに書くと長くなり過ぎてしまうので、その模様は後日また書きます。

大変な3ヶ月間でしたが(笑)、忘れられない貴重な経験をすることができました。

近いうちに更新するので、そちらもぜひ読んでいただければ幸いです。
それでは、今回はこの辺で。最後までお読みいただきありがとうございました。

[追記] 後編を書きました → ハンズラボ新卒研修2017 (2/2) 〜実際にやってみた編〜

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東急ハンズでAmazon Chimeを導入した時に調べたこと

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こんにちは。百木田です。

今年の2月にリリースされたAmazon Chimeをこの度、東急ハンズの会議に使ってみることになりました。

以下がChimeを採用したいくつかの理由です。

  • シンプルな操作
  • 最大100人がビデオミーティングに参加可能
  • 主催側から参加者をミュート可能

Chimeを本格的に利用することになり、いろいろ調べたのですがまだまだナレッジが少なく試行錯誤したので、わかったことを残しておこうと思います。

Chimeアカウントとユーザー

Chimeにはアカウントユーザーという単位が出てきます。イメージ的にはアカウントは会社やチームなどのグループで、ユーザーは個人に紐づくものです。

ChimeユーザーはAmazon.co.jpのアカウントと紐付いていて、AWSアカウントを持っていなくても使用できますが、AWSコンソールからChimeアカウントとChimeユーザーを紐付けることでユーザー管理をすることができるようになるなど便利に利用できます。

以下がChimeアカウントの種類です。

少し補足するとこんな感じ。

Amazonアカウント

・ AWSアカウントで管理されていない単独のアカウント(ユーザー)。

チームアカウント

・ AWSのChimeで作成したアカウントにユーザーを招待できる。

エンタープライズアカウント

・ 自社のドメインをAWSアカウントのChimeへ登録する必要あり。
・ そのドメインのメールアドレスでChimeにログインすると自動的にアカウントにユーザーが追加される。

ちょっとややこしいです。整理するために図にしてみました。

グループミーティングをホストするにはPro Editionを付与したChimeユーザーが必要です。主催者によってミーティングがホストされると、Chimeユーザーを作成していない人でもミーティングIDを教えてもらうことでミーティングに参加することができます。

ポートと通信帯域の要件

通常のビデオミーティングをする場合は以下のそれぞれのIPアドレス:ポートに対するアウトバウンド通信を許可してあげる必要があります。

IP Address

  • 52.54.62.192/26
  • 52.54.63.0/25
  • 52.54.63.128/26
  • 52.55.63.128/25

Ports

  • TCP/443
  • UDP/16384:17383
  • UDP/3478

ポートの要件はこちらに記載されています。
hosts-ports-and-protocols-needed-for-amazon-chime

各機能を利用する上で必要な通信帯域はこちらに記載されています。
what-are-the-bandwidth-requirements-for-amazon-chi

料金体系

各ユーザーエディションごとの料金は公式サイトに記載されているとおりです。

ユーザーはAWSコンソール上からエディションをGrantさせたりRevokeさせたりできるのですが、課金されるのはProエディションをGrantさせてた期間の日割り計算になります。
なので1ユーザーを1ヶ月のうち合計20日間ProエディションをGrantさせていた場合、

という計算になります。
なお、課金は1ユーザーごとになるため、2ユーザー以上利用した場合はユーザー数分の課金が発生します。

AD連携

AWSのAD Connectorを利用することでChimeのAD連携をすることができます。しかしながらAD連携するにはAD Connectorがバージニアリージョンにある必要があります。

まとめ

以上となります。Chimeの使用感や問題点、会議する上で工夫したこと、考慮した方がいいことなどあるのですが、そちらは別の機会に書ければと思っています。
Chime自体、登場したばっかりでまだまだ改善の余地がありますがフィードバックをしつつ、アップデートに期待したいと思います。
ありがとうございました。

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