エンジニア

2018.01.22

受託開発をスクラムでやってみる

受託開発をスクラムでやってみる

大雪予報で素直に喜べない年になってしまいました。
こんにちは、外販チームの鈴木です。
現在、小売業様の基幹システムの開発プロジェクトに参画し、
システム開発の日々を送っております。
受託開発ではありますが、スクラムチームでのアジャイル開発を行っており、
3ヶ月ほど経過したので感想をまとめておこうかと、記事を書くことにしました。
現在、チームとして実施しているスクラムイベント

デイリースクラム

毎朝、「前日にやったこと・今日の予定・困っていること」を報告しています。
スクラムの原則に従って、15分以内・スタンドアップで実施しています。

ToDo管理=ホワイトボード

ホワイトボードに付箋でタスクを貼り付けて「今何をしているか・何が残っているか・何が終わったか」を管理。

工数をポイントで管理

タスクの重さごとにポイントを振り、日数や時間ではなくポイントで工数・進捗を管理しています。

振り返り

2週間を一区切りとして、KPTを用いた振り返りを行なっています。

良くなったこと

コミュニケーションが増えた

デイリースクラムをしていることで、課題や悩み事があれば気軽に報告ができるため、
解決までに時間がかかることが少なくなりました。
また、気軽に報告・提案をしあえる環境ができているのがとても良いです。

設計・実装・テストのようなフェーズの区切りがない

機能単位で開発・デプロイができるようにタスクを分割して、
設計からテストまでを一貫して行うことができるようにしています。
「設計時にどうしてこう考えたんだっけな?」のようなことが発生しづらいです。

今後解決して行きたいこと

個人のスキルアップ

スクラムはあくまでもチームの生産性を高める方法のため、個人のスキルアップにはあまり使えませんでした。
別枠でスキルアップを考える必要があると感じています。

タスクが偏ってしまう

チームの生産性を上げるために、手の早い人が沢山のタスクを消化している事があります。
見かけ上チームの生産性が上がっているように見えるのですが、
個人に依存しているために今後を考えると良くないです。
また、タスクの見積もり精度によって見かけ上の生産性が上がったり下がったりも多く、
個人のスキルの標準化や、見積もり精度を上げることが必要だと思っています。

まとめ

まだまだスクラムチームとして稼働し始めたばかりですが、
一つのチームとしての生産性は確実に上がっていますし、
メリットデメリットがはっきり出ていて課題解決がしやすい開発体制だと感じています。
また案件の区切りがついた頃などに振り返ってみたいと思います。
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