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ng-japan 2018にスポンサー&参加しました!〜六本木の中心でAngularを学ぶ〜

ng-japan 2018にスポンサー&参加しました!〜六本木の中心でAngularを学ぶ〜

こんにちは、マーケ担当の青木です!
6月に開催された、AngularとWeb技術のカンファレンス「ng-japan 2018」に行ってまいりました。ハンズラボは本イベントのスポンサーをいたしました。

実は、ハンズラボが提供する小売業向け画像共有サービス「Postfor」ではAngularを使っています。GitHubで公開されているAngularを使っている国内企業一覧にも掲載されております。
すでに公式ブログは出ているのですが・・・基調講演の様子や公開資料含め、レポートします!

Angularコアチームが参戦!豪華なkeynote

会場はGoogleさんのセミナールーム!約300人の方が本イベントに参加されました。まずは運営の方からご挨拶。Angularコミュニティの盛り上がりを見るのが楽しみです。

基調講演は、AngularコアチームのKaraさんとMilesさん!


終始笑顔だったお二人。こんなにほがらかな基調講演は初めてかも・・・。しかし英語。Ok,Google、今すぐ翻訳してって訳にもいかないので、頑張って聴き取り&親切なツイッタラーのおかげでなんとか内容を把握します。スライドがわかりやすくて助かりました!
印象的だったのは、「コミュニティはグロースしている」という言葉。

コミュニティは成長しており、Angularの開発者は確実に増えている(over a million Angular developers)とのこと。790以上のMeetupが世界で開催され、530,000を超えるメンバーがいるそうです。
基調講演だけでなく、クロージングパネルの前にも登壇されたお二人。次世代Angularレンダリングエンジンである「Ivy」についても詳細が語られました。Ivyではなんと”Hello World”が2.7KBまで小さくなるのだとか(Hello Worldが「こんにちは世界」と訳されていたのはつい笑ってしまった・・・)。

Project Ivy
a next generation rendering pipeline for Angular
Smaller、Faster、Simpler

Ivyは「小さい」「速い」「シンプル」。ますますAngularの今後が楽しみです。
Ivyについての参考記事 : 次世代Angularレンダリングエンジン「Ivy」発表、さらに小型化し高速になる実行とコンパイル。ng-conf 2018 (Publickey)
keynoteのスライドはこちら。

積極的に他のパラダイムにも触れるべし!

いくつかセッションも拝聴しました。ng-japanスタッフでもあるokunoさんによる「大規模開発に打ち勝つためのマルチパラダイム / Beat with multi paradigms」。

「プログラミング・パラダイム」とはプログラミングにおける哲学の概念や解釈のこと。
ここでは「次々と編み出されるパラダイムに慣れる機会がない」といった課題を挙げ、積極的に他のパラダイムにも触れてみることを提唱。また、「引き出しを多く持つ」ことにより問題解決の引き出しを増やしていける、と説明されていました。
「この言語ではjsで起こりがちな問題をこうやって解決しているのか」といったことが理解できれば、キャッチできるアンテナの本数が増え、発見や追跡が容易になります。流行や潮流はあれど、複数の言語がある中でどう生き抜いていくのか、気づかされるセッションでした。
大規模開発に打ち勝つためのマルチパラダイム / Beat with multi paradigms

Angularで新サービス作った!…いやまだまだ開発中!


イジゲンのCTO本田さんのセッションでは、Angularで新しいサービス「SPOTSALE」を開発した際に得たTipsが散りばめられていました。
「Angular使ってよかったところ、いまいちなところ」として挙げられたのが以下。
よかったところ
・HTMLベースのテンプレート
・TypeScript(エディタのコード補完が便利)
・動き出したら早い
いまいちなところ
・ビルドに時間がかかる
・SSRで謎のエラー
「Angular CLI」での複数アプリを操作(multiple projects /Angular CLI6)や、サーバーサイドレンダリング(Angular Universal Starter)などについて解説してくださいました。
Angularで新サービス作って学んだこととか
 

おちゃめなクッキー配布も

「cookie time」という休憩時間には、ロゴ入りアイシングクッキーが配られました。かわいい!味も美味しかったです!

あんなことからこんなことまで、Angularユーザー座談会

筆者が楽しみにしていたのがAngularユーザー座談会!技術の話だけじゃないから 実際のユーザーの話が聞けるのは有意義ですね!登壇されたのはこちらの方々です。

いくつかの議題をピックアップします。
社内・サービス内でのAngularの使い道 / 選定のきっかけなどは?
-Angularでだいたい解決できるから
-Reactは嫌だった(理由はjsxが気持ち悪かったらしい)
-個人的な好み
-電子カルテを開発しており、5-10年継続することもざら→Googleがやってるから安心
Angularでよかったと思うこと
-コミュニティの環境がよかった、いろいろ聞いた&教えてもらった
-rx js けっこういい、ハードルは高いけど・・・
-コード補完がよい
-型のある安心感、CLI、テストの環境も一発で作ってくれる
Angularで困った/困っていること
-ビルドがもうちょっと速くなってほしい
-福岡にAngular使いが少なくて寂しい・・・・
-Angular.jsとの違いを説明するのが難しい
Angularに期待すること
-GmailとかにもAngular使ってもっとはやらせて欲しい!
-Reactの方が日本は流行っていて、情報量が違う
-継続的にサポートしてくれ、途中で しなないで なくならないでくれー!
次新しいもの作るときにAngularを使うか?
-はい!
と、最後はいい感じで終了したユーザー座談会でした!コミュニティ、盛り上がっているようですね。今回は東京でのカンファレンスでしたが、福岡の方がおっしゃられていたように他の都市にもどんどん広がっていってくれたらなと思いました。

公開されたスライド

他にも登壇された方のスライドがいくつか公開されていましたので、ご紹介します。
Protractor under the hood
Screenshot testing with Angular
AngularアプリケーションにおけるCSS設計手法
AngularでPWAを進める
RxJSの話
また、セッションはライブ配信されていました!アーカイブはこちら。
RoomA

RoomB

Angularユーザー会は盛り上がっている!

約350名もの方が土曜の半日を使ったこのイベントに参加され、多いに盛り上がりました!スタッフのみなさん、登壇者のみなさん、ありがとうございました。
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