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2016.01.05

Pick Up! Vol.15 複数のカードを1枚にまとめて使える『Coin』体験レポート

Pick Up! Vol.15 複数のカードを1枚にまとめて使える『Coin』体験レポート

あけましておめでとうございます!ニューヨーク在住ライターの公文紫都です。
今年も、米国のEC・小売関連の話題を中心にお届けします。
今日は、2013年末にクラウドファンディングに登場するやいなや、開始から40分で目標額の5万ドルを達成し大きな話題を呼んだ、複数のカードを1枚に集約して利用できる、カード型デバイス『Coin』の体験レポートです。
まずはCoinに関する情報から。
■Coinとは…
・クレジットカード
・デビットカード
・会員カード
・ポイントカード
・ギフトカード
上記のカードを、最大8枚分まで集約しておけるカード型デバイスのことです。
(※専用のスマートフォンアプリ上には、無制限にカード登録が可能)
サイズや薄さは、クレジットカードと同等です。
■利用方法
オンラインから注文すると、専用のカードリーダーと自身の名前が記されたCoinが届きます。
カードリーダーを使い、自身が所有しているクレジットカードなどのカード情報を読み込むと、Coinのスマートフォンアプリに登録されていきます。
その中から、実際にCoin(デバイス側)に保存したいカードを選びます(最大8枚まで)。利用頻度が高いものを優先的に選ぶと良いと思います。
あとは、Coinを持って、スーパーやカフェ、ガソリンスタンド等に行き、決済のタイミングで、通常のクレジットカードと同じように利用するだけです!
では、ここから体験レポートをお届けしていきます!

■開封してみよう!
私は、主人がクラウドファンディング登場時に注文していたので、「50ドル」で手に入れました。2016年1月4日現在はオンラインで、99ドル(実売価格は、124ドルのようです)で販売されています。
当初の予定より随分遅れ、自宅に届いたのは、2015年11月初旬でした。
こちらが外箱。
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フタを開けると、まずはカードが一枚。
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裏面には、ユーザーの名前入り。
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カードの下には、簡単な手順書が一枚。
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さらにその下には、カードリーダー!
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■登録してみよう!
開封の儀を終えたら、次は、Coinのスマートフォンアプリにカードを登録していきます。
まずは、アプリをダウンロードし、開きます。(iOS、Android端末共に対応)
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初めに、氏名、住所などの個人情報を登録していきます。
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それが終わったら、「コード」(暗証番号)6桁を作ります。
これは「モールス信号」のように、「トン」と短かめに叩く(タップする)コードと、「ツー」と長めに叩く(タップする)コードを組み合わせてつくります。
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次に、カードを登録していきます。
まずは、どのタイプのカードを登録したいか選びます。
クレジットカード? デビットカード? ギフトカード? それ以外?
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カードの種類を選択したら、スマートフォンのイヤホンジャックに、付属のカードリーダーを差し込み、登録したいカード(クレジットカードなど)をスワイプして読み込んでいきます。
スワイプはゆっくりだとなかなか読み取ってくれないので、素早く、ささっとやるのがコツです! うまく読み込めない場合は、手動でカード番号などを打ち込むこともできます。
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続いて読み取ったカードの写真を撮ります
Coin(デバイス側)のディスプレイに表示させたいニックネームも付けます。「AMEX」「CHAS」(CHASE)など、自分が一目で分かるものを、4文字で。購入した主人いわく、「4文字だとちょっと短すぎるので、本当は6文字ぐらいにしたいですが、カードの液晶の表示制限なので仕方ないですね…。」とのこと。
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カードの読み取りが終わると、こんな感じで追加されていきます。
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Coin(デバイス側)に保存(データ転送)したいカードを、最大8枚分選びます。
データを転送するには、連携させるスマートフォンのBluetoothをオンにします。
「Auto-Unlock」は、連携しているスマートフォンがそばにあると、Coin(デバイス側)利用時に、自動でロックが解除されるというものです。
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Coin利用時に、スマートフォン側でNotifications(案内)を受信するか設定。
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次は、どこでCoinを利用できるか、どこで最後に使ったのかを把握するため、位置情報サービスをオンにするかの設定。万が一、Coin利用時に本体を店頭に置いてきてしまったとしても、位置情報をオンにしてあれば、どこで最後に使ったのかがすぐに分かりますので、不正利用を防ぐためにも、位置情報はオンにしておくことをオススメします。
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最後にきちんとCoinが動くかのチェック。
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Coinはニューヨーク市内の多くの店舗で利用できますが、まだ使えないところもあるので、事前に使える場所を調べておくことができます。もし使えないところがあれば、企業側にフィードバックを送信することも!
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■店舗で使ってみよう!
Coinの使い方はとっても簡単!

1)決済時に、1回Coinのボタンを押し、起動させる。
2)SYNCが表示されたら、ボタンを押し使いたいカードを選択。
3)カードの名前(先に登録したニックネーム)が表示されたら、クレジットカードリーダーに通す。

ボタンの切り替えイメージは次のとおり。
(※近くに連携しているスマホがあると、すぐにLOCKが解除される仕組みですが、後述する通り、ロック解除には必ずしもスマホを必要としません!)
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こちらはスーパーで会計した際に利用した時の写真です。
ロックを解除し、利用するカードを選んだら…
Photo Nov 08, 11 17 16 PM
Photo Nov 08, 11 17 18 PM

あとは、通常のクレジットカードのようにカードを通すだけ。これでおしまい!
小額決済でもクレジットカードを利用しがちな米国民にとって、Coinは非常にありがたいサービスだと思います。
しかも大きめの財布を持っている人が少ない印象なので、持ち歩くカードが一枚になれば、かさばらず、尚更便利
最後にCoinについて気になったところを、同社のウェブサイトから引っ張ってきたので、書いておきます!
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1) バッテリー寿命
一日5回程度の利用であれば、基本的にはバッテリーチャージをしなくても2年は持ちます。
それ以上多く使う場合には、バッテリー寿命は短くなります。
一度バッテリーが切れてしまうと、Coinを使うことはできないので、新しいものに取り替える必要があります。
(※新たに買い換える必要があるのか、無料交換なのかは言及していない)
2)スマートフォンを携帯しておく必要性について
Coinは独立型デバイスなので、利用時にスマートフォンを携帯する必要はありません。
(※Coin利用時に予め設定しておいた、6桁のコードを使えば、スマートフォンを携帯していなくてもロックを解除できます)
ただ、セットアップ時や、新しいカードを追加したり、Coin(デバイス側)に保存しておくカードを変えたりする時に、スマートフォンを必要とするので、携帯しておくことをオススメします。
CoinとスマートフォンはBluetooth連携されているので、両社の間に一定の距離が出来てしまうと、スマートフォンを利用したロック解除はできません。
たとえば、スマートフォンのバッテリーが切れていたり、自宅に置いてきたり、または機内モードに設定されていたり。この場合は、6桁のコードを入力し、ロックを解除する必要があります。
3)安全性について
従来のプラスチックカードとは違い、Coinは利用を終える度に自動でロックされます。
また、スマートフォンアプリによって、最後にCoinを利用した場所を確認できるので、もし置き忘れや、盗難被害に遭っても、すぐにCoinを見つけることができます。
スマートフォンアプリも、Coin(デバイス側)もタップコードによって安全に守られています。
連携しているスマートフォンがそばにあり、Bluetoothがオンになっている場合、Coin(デバイス側)のロックは自動で解除されます。
もし連携しているスマートフォンがそばにない場合、または、2)で書いたように、スマートフォンが一時的に利用できない場合には、Coin(デバイス側)で予め設定した6桁のコードを入力する必要があります。このコードを3回連続で打ち間違えた場合、Coinの中にある全てのカード情報が消えます。
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最近米国では、Apple Payを始めとするモバイル決済も浸透し始めてきましたが、まだまだ慣れ親しんだクレジットカードを利用したい、という米国民も多いと思います。
そのため、簡単&スマートに利用できるCoinのニーズは今後も高まっていくかな?と見ています。

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