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2017.08.23

ハンズラボシステム導入事例:ダイドードリンコ様IoT自販機

ハンズラボシステム導入事例:ダイドードリンコ様IoT自販機

IoT自販機の実現にSORACOMを導入 クラウドへセキュア且つ簡単にデータを送信

ハンズラボではAWSやSORACOMを活用し、小売業向けの業務システム開発を行っております。
今回はダイドードリンコ様、富士電機様での導入事例をご紹介いたします。

プロジェクトの概要

ダイドードリンコ様が全国に展開する「SmileSTAND」にて取り組まれている、自販機IoTプラットフォーム化において、ハンズラボは富士電機様と共に本サービスに関する開発を行いました。

ダイドードリンコ株式会社(大阪府大阪市)が提供するIoT自販機「SmileSTAND」
 
この自販機IoTプラットフォーム化においてハンズラボは、IoT自販機より行われる、販売データや自販機データのAWS(Amazon Web Services)への送受信や、IoTデバイスを管理するためのシステム開発を担当しています。なお、自販機によるIoT化を実現するにあたり、SIMカード「SORACOM Air for セルラー」を取り付けたIoTデバイスを使用しています。IoTデバイスからのデータ収集は「SORACOM Funnel」を用いて、AWSのサービスに直結しています。

SORACOMを選定した理由

IoT通信プラットフォームSORACOMは、IoT向けに最適化された通信とクラウドを融合したプラットフォームです。デバイスにデータ通信SIMカードを用いることとで、セキュアかつリーズナブルな通信を可能にします。
「SORACOM Funnel」は、クラウド連携に必要な認証情報などをクラウド側で管理することで、迅速かつセキュアなクラウド連携を可能にします。本事例では、連携先としてAmazon Kinesis Firehoseを選定しました。「SORACOM Funnel」により、デバイス側に認証情報をもたせることなく、Amazon Kinesis Firehoseとの連携を実現しており、セキュリティに考慮しながら、迅速なデータのクラウドへアップロードを実現しました。(注)。
また、「SORACOM」では、デバイス側からはオーバーヘッドが低いTCPやUDPでモバイル回線で送信し、「SORACOM」側で暗号化プロトコルに変換しサーバーにデータを送信する機能があります。データ通信量を抑えられるオーバーヘッドが低いプロトコルを利用できたことにより、ハードウェア開発元の富士電機様との開発をスムーズに行うことができました。
(注)SORACOMとAWSのコンソールから事前に設定が必要です。

構成図


 
 

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