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InnovationEGG第7回「クラウドネィティブ化する世界」に登壇・参加しました!


こんにちは、青木です。

3/19(土)に大阪で開催された初心者向けクラウド勉強会『InnovationEGG 第7回「クラウドネィティブ化する世界」』(Facebookページ)にて、エンジニア加藤・吉田が登壇いたしました!当日の豪華な登壇陣含め、現地の様子をレポートします。

サーバレスなAWSアーキテクチャーのみでWebシステムを作ってみた」加藤雅之

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前日は大阪の”新世界”で夜を楽しんだようです(みなさん新世界はとてもディープなところなのでぜひ一度お越しください)。そんな様子は微塵も見せず、ジャケット着用で凛々しく登場。

自身が取り組んだポイントシステム構築において、構築したアーキテクチャのノウハウを、デモ動画も含め披露いたしました。

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“なぜCognitoを使うのか”(Cognito自体に認証機能があるのではないところがポイント)、API Gateway×Swagger、またサービスのアップデートによるさまざまな影響(自分で作った部分が後からAWSのサービスで出てくるあるある)など、生々しい話に参加者からもうなずきが。

また、”学習コストと基盤の構築コスト”についても触れ、「実際の業務ロジックは、そこまでコストはかかっていない」と断言。

そして「サーバレスなアーキテクチャーはクラウドネイティブのベストではなく単なる一例」と、サーバレス=クラウドネィティブではないということをお話いたしました。

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「AWSでクラウドネイティブな世界を体験してみた!」吉田裕貴

LT枠にて、吉田が登壇しました。API GatewayマッピングテンプレートとLambdaを使って、XMLをJSONにして返すことを試し、クラウドネィティブな世界を体験したお話をしました。

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InnovationEGGに毎度驚かされるのは、豪華な登壇者たち。他セッションについてもレポートします。 

オープニング InnovationEGG 実行委員長 比企宏之さん(cloudpack大阪)

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「InnovationEGG」は大阪で活動しているコミュニティ。未経験者•初心者が参加しやすく、そしてさまざまなITコミュニティの方が登壇されるため、「どこに参加したらいいかわからない」という方にもうってつけの”コミュニティハブ”です。運営メンバーや、会場提供されたMOTEX様のご紹介も。コミュニティに貢献している方の顔が見えることもInnovationEGGの特徴です。

Google Cloud Platformのいいところ・そうでもないところ」GCPUG 佐藤一憲さん(Google Inc)

前回のInnovationEGGにも登壇され、Googleの世界観を見せつけてくれた佐藤さん。

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登壇資料はこちらです。Google Cloud Platformのいいところ・そうでもないところ

GCPの場合、リージョン隔てたプライベートネットワークがデフォルトでできている状態になるため、手間いらず。他にもさまざまな特徴を紹介され、やはりすごいなGoogle~と圧倒されたところで、

GCPだけで構築できるようにはなってるが、AWSにはかなわない部分もある。新しいサービスをどんどん提供していきたい」と佐藤さん。

AWSのLambdaに相当するサービス「Google Cloud Functions」や、コンテナサービス「Borg」など、クラウドネイティブを実現するサービスなどについても、これまでの経緯を踏まえてご紹介。Googleはコンテナ活用の歴史が長いそうです。

なんとLTにも登場され、VisionAPIをお披露目!と大活躍だった佐藤さん。

サンフランシスコで開催される「GCP Next」で新しいものが発表される見込みなので、楽しみです。

「クラウドネイティブな世界で必要とされるエンジニア」坂井学さん(シナジーマーケティング株式会社)

AWS資格ゲッターの坂井さん。オンプレミスからクラウドへ移行した経験から、自身の仕事がどう変化し、そしてその結果どのようなエンジニアが必要と感じたかを話してくださいました。

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登壇資料はこちら「クラウドネイティブな世界で必要とされるエンジニア」

クラウドネイティブな世界においては、「運用以外のスキルが必要であり、インフラがコモディティ化することで新しい価値の提供が求められ、進化が前提になる」と坂井さん。

また、実際に取り組むエンジニアに「特定のことにこだわりすぎない」「スルーする力(新しいことやるときは何か言われる)」「変化を楽しむことが大切」と具体的なアドバイスがありました。いつの時代もいかなる時も変化に対して抵抗勢力が現れることは必至。悩んでいるエンジニアにも、実経験をお持ちである坂井さんからのお話は暖かいメッセージだったのではないでしょうか。

「すぐに使える周辺サービス Azure編」JAZUG 亀渕景司さん(株式会社pnop)

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「Azure上の全VMのうち25%以上がLinux上で動作しているんです」というお話も混じえつつ、今回はAzureのコンテナサービスやマイクロサービスを中心にお話してくださった亀渕さん。

Azure Container Serviceや、Azure IoT Hub(ソラコム接続も可!)の他、Azure Searchのデモでは地図情報を入れたサイトが簡単に作れる!と披露してくださいました。Azureの得意とする(と青木が思っている)Machine Learning、認証周りはAzure active directoryと、多彩なサービスを披露してくださいました。

「Firebaseを用いたリアルタイム同期アプリケーション開発」 佐々木きはるさん(フリーランス)

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佐々木さんの資料はこちら。「Firebaseを用いたリアルタイム同期アプリケーション開発」

バックエンド機能を提供するBaas「Firebase」。全データを1つのJSONに格納、データ構造がそのままREST APIになります。

デプロイまでの操作がとても簡単なFirebaseは、デプロイまでの操作が4つだけ。デモではなんとチャットツールができちゃいました。(実際に参加者が投稿できました)

フェイルオーバーの仕組みがない、等の利用時の注意点も。当日twitterでも「便利」「面白そう」と盛り上がりました。

クラウドネイティブ時代のコミュニケーションツールの実装 Twiliojp-ug 高橋克己さん(グローバル・インターネット・ジャパン株式会社)

「大阪でしゃべるのは苦手です…笑いのハードル高いじゃないですか(笑)」と自己紹介からとてもチャーミングだった高橋さん。その後も「あっこんなに時間が過ぎちゃった!」とお茶目さが売りなエバンジェリストさんのようです(青木主観)。

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Twilioを知っている方は多かったのですが「Twilio使って開発したことがある方」は少なかった当日の会場。

資料はこちら。クラウドネイティブ時代のコミュニケーションツールの実装

高橋さんはそんなオーディエンスに対し、コミュニケーションの歴史から”電話のやりとりをAPIとして提供する”Twilioの誕生について説明。

簡単に言うと、Twilioが電話番号を持って、それを貸し出すという仕組みであり、TwiML(とぅいむる)という命令を書くことで、電話というものの概念をプログラムで処理することができます。

Twilioがあることで、社内からなくなるものの例として、PBXや電話線(通信会社との契約)を挙げておられました。最後は「コミュニケーションのOTTを目指す」という言葉で締めくくった高橋さん。次回は「Twilioを使って開発したことあります!」という方が増えるかも!?

ユースケースから学ぶクラウドネイティブの始め方 AWScean 佐々木大輔さん(クラスメソッド株式会社)

本日2人目の”佐々木”さんである佐々木大輔さん(1人目は佐々木きはるさん)。

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資料はこちら。ユースケースから学ぶクラウドネイティブの始め方

昨今、クラウドがニューノーマルになった、と話す佐々木さん。クラウドネイティブを阻む課題として、以下を挙げます。

  • 今動いている仕組みを変えたくない
  • 既存システムの運用だけで手一杯(新しい技術やサービスをキャッチアップする余裕がない)
  • そもそも内製していない 構築ベンダが開発にくわしくない

ユースケース(AWSの場合)としては以下を紹介。

  • webシステムのオンプレからの移行
  • DBサーバをRDSに変更
  • webサーバの冗長化
  • webアクセスログ解析

「リスクが小さく簡単に導入できるところから、徐々にクラウドネイティブ化するのがポイント」であると佐々木さん。どこから始めたらいいのか、何から手をつけたら・・・という企業/エンジニアへのメッセージでした。

クラウドで作るラピッドアプリ開発基盤(Bluemix編)SoftLayer UG/Bluemix UG JunOtaさん(株式会社AmidA)

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資料はこちら。クラウドで作るラピッドアプリ開発基盤(Bluemix編)

ハンコヤドットコムを手がける株式会社AmidAにて、新規事業を担当している太田さん。Bluemix(PaaS)、SoftLayer(IaaS)、Monaca(CloudIDE)、SNS、Twilioを活用したクラウドサービスをつくります。demoでは、HTMLのアクション等も動くようになっていました。

ショッピング体験開発プロジェクトや、インバウンド系サービス開発プロジェクトに携わっている太田さん。ベトナムなどでリモートアジャイル開発やっていきたい、と語った太田さんの取り組みが楽しみです!

クラウドネイティブ時代のアプリケーション運用をもっと簡単に!JAWS-UG 堀内康弘さん(モビンギ株式会社)

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元AWSエバンジェリスト堀内さん、世界中を旅してお肉を食べています。最近の肩書きはもっぱら「旅人」。

…いやいやMobingiやLiBなどいろんなお仕事をこなされて…と思いきや、このグラフに一同絶句(w

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クラウド自動化プラットフォームのMobingi。運用及びメンテナンス(=DevOps)を自動化するプラットフォームを提供しています。

Mobingiが提供しているサービス2つの紹介。

  • Mobingi Enterprise for AWS(既存のAWSアカウントを持っている方向け)
  • mocloud.io(AWSアカウントなしにすぐにアプリケーションの開発を始めたい方向け)

また、GitHubを使ったコードのデプロイについて。MobingiではGitHubのリポジトリのコードをサーバにデプロイすることが可能です。

「クラウドでGolangをテスト&デリバリー!」PaaS勉強会 堀内 晨彦さん

ピンチヒッターだった本日2人目の”堀内”さん。なんと登壇者の急病の為、前日に急遽アサインされたそうです・・・!

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CiecleCIやCoverallsの紹介と実践、docker buildで結果をCoverallsに送信、ghrでGitHubにリリース、クロスコンパイル→圧縮→ghr

そしてDokkuにデプロイ…と鮮やかな手順&サービス紹介に、PaaS勉強会にぜひ参加したくなりました!

「Parse終了の陰で、KimonoLabsも終了で泣ける。BaaSとの付き合い方」JAWS-UG 佐々木拓郎さん(NRIネットコム株式会社)

Ruby本やAWS本(通称分厚い本)の著者である佐々木さん。ちなみに今回3人目の”佐々木さん”です。

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Parseの終了に加え、KimonoLabsも終了…。気の利いたスクレイピングサービスだったのにと嘆く佐々木さん。

  • API…RESTに準拠したAPIが多い
  • iOSはどんなに頑張ってもリリースまで2-3週間かかる(緊急審査依頼もあるけど・・・)

APIに関するトラブルとしては、API起因の問題と、アプリ側の問題がある。

提供元のサービスが突然停止…→結局2つのシステムに分割した。構成案としては、「とにかくAPI Gatewayを利用する」。そうすることで柔軟さが増すそう。Lambdaも活用。そんな佐々木さんからのメッセージは「サービスの終了を恐れず、どんどん使おう!」ということ。絶望から光を見出した熱いプレゼンでした。

「Building Scalable Applications on the Cloud」 西谷圭介さん(アマゾンウェブサービスジャパン株式会社)

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クラウドネイティブ=スケーラブル、しかし、スケーラブル≠クラウドネイティブ、と西谷さん。「クラウドの特性を踏まえ、いかにアプリケーションを作っていくかが大事」と解説。

いくつかAmazonの文化も紹介してくださった西谷さん。例えば「2Pizza Rule」はプロジェクトは少数のチームで回すほうがよい、というもの(2枚のピザでまかなえる人数くらいがプロジェクトのサイズとしてはちょうどいい)。

アプリケーションの実装パターンとしては、Graceful Degradation、Throttling(計測は常に大事。API Gatewayを使えば簡単にできる。)、Fail Fast、Fail Silently、Static Fallback、Retry、Smooth Internal Trafficなど、抑えるポイントを提唱。

コンテナサービスについても解説され、「Lambdaやコンテナなど、サービスに合ったものを使うのが大事」と、クラウドネイティブの実現のためのアドバイスをくださいました。

〜LT戦士〜

JAWS-UG大阪森さんから、次回勉強会の紹介。

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また、JAWS-UG関西IoT専門支部の辻さんからは、萌えキャラ「いおたん」の紹介…ではなく「IoTを擬人化」したデモを実施。青木もマシーンをぐるんぐるんしました!(残念ながら風船は割れなかった…)

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飛び込みLTの吉江さんからは、OWASP JAPAN/OWASP KANSAIの紹介。

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資料はこちら。OWASPの歩き方

OWASPは「The Open Web Application Security Project」の略称。グローバルに支部があり、活動しています。セキュリティの勉強会はさほど数が多い訳ではない…と思いますので、ぜひ参加してみてください。

編集後記

200名以上の方が事前エントリーし、雨からの曇り空の中130名以上の方が参加した勉強会。やはり関西は熱気がある!とはハンズラボ田部井の談。1つ1つの勉強会の粒度が東京とは違うのかもしれません。(disってないですよ!)

懇親会にも40名以上が参加、一部の方は5次会まで突入…とまさにアツイ大阪でした。

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MOTEXさんのキャラクター「ばんにゃ」

これからもハンズラボはコミュニティを、勉強会を応援します!


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